キヤノンのミラーレス機、R5にするかR6にするか、お悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私もEOS 7DMarkIIから買い替える時に、どうしようか考えました。スペックはいろいろ違うのですが、今回は(次回があるか分かりませんが)、画素数の違いの視点から見てみました。もちろん、野鳥撮影を想定してです。
価格
その前に価格について触れておこうかと思います。下記が2022年8月現在のキヤノンオンラインショップのボディのみの単体の価格です。カメラ量販店のオンライン価格も見たのですが、同じなんですね(あちらはポイントが付く、キヤノンのオンラインショップは10%のクーポンがあるので、条件はほぼ同じ)。
| EOS R5 | EOS R6 | |
| 価格(税込み) | 506,000円 | 335,500円 |
決して安い価格ではないです。レフ機に比べると、だいぶ高くなっています。
R5とR6、その差額は、170,500円。
画素数差によるクロップの違い
そして画素数。センサーのスペックですね。以下がその比較です。
| EOS R5 | EOS R6 | |
| 有効画素数 | 約4500万画素 | 約2010万画素 |
| 有効センサーサイズ | 約36.0×24.0mm (35mmフルサイズ) | 約35.9×24.0mm (35mmフルサイズ) |
| 記録画素数※ [画素] | 8192×5464 | 5472×3648 |
画素数が多いとファイルサイズが大きくなり、取り回しが大変になる、カードへの書き込み時間がかかる(=高速な書き込み速度のシステムが必要)、などのデメリットが書かれているのを見かけますが、野鳥撮影という点に限って言うと、高画素というのは大きなメリットと思っています。
ちょっとテストです。
同一のシーンで、野鳥を撮影したとして、それをインスタグラムに投稿することを想定。インスタグラムは1080×1080の画素数で投稿するとして(現在はもう少し大きいサイズが投稿出来ますが)、EOS R5とR6の画素数で、どのぐらいの切り出しの違いがあるか。いわゆるトリミング耐性ですね。
今年撮影したクロツグミのシーン。実際、20mぐらい離れていたと思います。レンズは600mmです。実際の画像は、これぐらいの大きさになることも野鳥撮影では珍しくないと思います。


これだと少し分かりづらいので、赤枠の部分を切り出したもの、この例だとインスタグラムに投稿される画像が以下。R5、R6の順です。


これでもまだ分かりにくいので横並びに。左がR5、右がR6相当になります。これぐらいの違いがあります。インスタグラムを例に出しましたが、特にSNSでは、小さい画面のスマホで見る機会が多いので、被写体は大きめの方が好ましいと思っています。そうなると、やはりR5が有利ですね。

一応、書いておきますが、左の画像が出せるということは、それよりも小さい右の画像と同等のものは作成可能です。逆は出来ません。同じ大きさにするためには、画像処理で拡大変倍をしなくてはならず、画像の劣化が伴います(最近では、AI機能で画素を作り出すことも出来るようになっていますが)。
また、ついでに書いておきますが、クロップモードで大きくすることも出来ますが、単に画像を切り出しているに過ぎず、画像そのものは変わりません。
ちなみに、画素数の少ないR6で大きく撮影するためには、被写体に近づく、もしくはエクステンダー(テレコンバーター)が必要です。エクステンダーは1.4倍と2.0倍があり、キヤノンオンラインショップの価格は以下です。
| エクステンダー RF1.4X | エクステンダー RF2X | |
| 価格(税込み) | 69,300円 | 82,500円 |
こちらも安くはありませんね。画質の劣化がどこまでかは分かりませんが、これを使うことで確実に1段分(1.4X)もしくは2段分(2X)は暗くなります。明るさが少ない中撮影する野鳥、特に森の中での撮影では、1段の明るさは貴重です。
まとめ
EOS R5とR6、画素数の違いという観点でまとめてみました。
当然、画素数が多いR5が有利です。あくまでも仮想的にですが、どの程度の画像差になるかを検証してみました。画素数が多くなると、ISO耐性への影響があるので、一概に高画素だから良いとは言い切れないところはあります。しかし、DXOMARKや他の記事を見ていると、R5も優秀な感じです。価格差以上の価値はあるかと思います。
一口に野鳥撮影と言っても、狙う鳥とシチュエーションに寄りますが、私なりの結論としては、170,500円という価格を無理をしてでもR5を選択した方がよいのでは、と感じております。



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