カメラの操作部の設定についてです。
野鳥撮影に限った話ではないのですが、瞬間を求められるケースでは、設定の良し悪しが、明暗を分けることになります。
キヤノンのEOSは、操作部については定評があり、これを上手く使いこなすことは重要です。私なりの設定を書いてみようかと思います。
以下は、あくまでEOSに限った話なので、ほかのカメラを使用されている方には役に立たないかもしれません。
また、EOSであっても、EOS R5で語っていくので、それ以外の機種、特にミラーレスでないレフ機をお使いの方は違うところがあります。ご了承下さい。
私個人が試行錯誤して決めた設定で、もっと他にもよいのがあるかもしれません。少しでも皆さんの参考になればと思い書いてみます。
やりたいこと
操作部をカスタマイズする目的です。
大事な瞬間を逃さないよう、少しでもレリーズ出来る状態を長くつくる。
当たり前のことですねw
このために、ファインダーから目を離さないよう、操作ボタンを設定します。
具体的には以下です。
- 露出条件の変更
露出補正とシャッタースピード、絞り、ISO感度が対象になります。鳥が飛んで明るさが変化するケース、森で小鳥を撮影していて急に空に猛禽が!というケース、ありませんか?
その時、瞬時に設定出来るようにですね。 - AF設定の変更
ミラーレスになり、基本的にカメラで鳥を認識してもらって撮影、のスタイルになっていますが、ごちゃごちゃしたシーンでカメラが認識しない、という時の設定変更です。 - 静止画と動画の変更
動画撮影中は静止画が撮れず、ある意味、機会損失をしています。その切り替えを少しでも早くして、ロスを少なくすることです。
操作部の設定
撮影モード
細かい設定の前に、まずは撮影モード。こちらはFvモードです。EOS Rシリーズから追加されたモードです。シャッタースピード、絞り、ISO感度、全てを設定出来る、マニュアルモードに近いものです。

EOS 7DMarkIIのころは、Avモード(絞り優先)がメインでしたが、Rシリーズにしてからはこちらを常用しています。
そして、ISO感度についてAUTOに設定。設定した条件でカメラにISOを決めさせる、現場と設定のばらつきをISOで吸収させる、イメージですね。
ダイヤルカスタマイズ
ダイヤルのカスタマイズです。Menuの以下のところから設定します。

4つ設定項目がありますが、以下にしています。
- メイン電子ダイヤル:Tv(シャッタースピード)
- サブ電子ダイヤル2:Av(Fvモードの場合は選択不可)
- サブ電子ダイヤル1:露出補正
- コントロールリング:Av値変更

一番、動かしやすいメイン電子ダイヤル(右手人差し指で変更する)にシャッタースピード、その次に触りやすいサブ電子ダイヤル1(親指で変更する)に露出補正を割り当てています。
現場の明るさなどの状況で、まずF値を決めます(使用しているレンズが明るいものではないので、開放か少し絞るか)。そんなに即時性は必要ないので、それはコントロールリングで。併せて、露出補正もサブ電子ダイヤル1で設定します。最後にシャッタースピードになるのですが、こちらは鳥が出てから、撮影しながら変えることもあります。場合によっては、ファインダーでISO感度を見ながら(ISOが6400よりも低くなるくらいが目安)、出来るだけ高速シャッターになる感じに撮影しつつ、でしょうか。状況によっては、鳥を見ながら露出補正を変えることもありますね。
ボタンカスタマイズ
次はボタンカスタマイズについて。これもMenuから設定です。

こちらは、設定項目が多く、ちょっと複雑です。ボタンの設定は静止画で12個あります。

一つずつ設定していくのですが、設定項目とどう設定したかは以下の表にまとめてみました。
赤部分が設定を変更し、まぁまぁ重要なところ。参考までに初期値も入れてあります。
| No. | 静止画の設定項目 | 初期値 | 設定後 |
| 1 | シャッターボタン半押し | 測光・AF開始 | 測光開始 |
| 2 | 動画撮影ボタン | 動画撮影 | 動画撮影 |
| 3 | MODEボタン | 撮影モード設定 | 撮影モード設定 |
| 4 | AF-ONボタン | 測光・AF開始 | 瞳AF |
| 5 | AEロックボタン | AEロック/FEロック | 測光・AF開始 |
| 6 | AFフレームボタン | AFフレーム選択 | AFフレーム選択 |
| 7 | 絞り込みボタン | 絞り込み | 撮影機能の登録と呼出 |
| 8 | レンズのAFストップボタン | AF停止 | AF停止 |
| 9 | マルチファンクションボタン | ダイヤルファンクション設定 | 静止画⇔動画の切り換え |
| 10 | 表示パネル照明ボタン | 短押し:表示パネル情報切り換え 長押し:表示パネル照明 | 短押し:表示パネル情報切り換え 長押し:表示パネル照明 |
| 11 | SETボタン | AFフレーム中央戻し | 静止画クロップ/アスペクト |
| 12 | マルチコントローラー | 無効 | AFフレームダイレクト選択 |
主要なところを記載しておきます。
1. シャッターボタン半押しについて、これはいわゆる親指AFですね。半押しの時に行うのは、測光のみ。フォーカスと切り離します。これは多くの人が使っているかな。
4. と 5. のところはAF関連ですね。別途、AFのタブで、AF動作で鳥を追いかけてもらうためSERVO AF、AF方式をスポット1点AF、検出する被写体を動物優先にしておきます。
この設定で、AF-ONを押している状態では、カメラが鳥を見つけ、フォーカスを合わせてもらうモードになります。多くの場合はこちら。枝などがあるごちゃごちゃしたシーンで、どうしてもAFが来ない場合は、親指をずらして、AEロックボタンで1点で合わせます。その場合は、必要に応じて、これまた親指で、マルチコントローラーでAFフレームの位置をずらしてからですね。
基本的に、親指でAFを使って、フォーカスを合わせながら、人差し指でレリーズ、していく形です。
だいぶ長くなってしまったので、パート1として、一旦、こちらで終了します。
動画への切り換え、猛禽モード(と自分は呼んでいる)は、次のパート2にて。



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